京都市教育委員会「堀川御池ギャラリー棟内　元アクアスペーストライアル・サウンディング事業」による実施事業

Family Work Shop

WRAP! 2024'

いつもは梱包材として使うプチプチを、大きく広げて行うダイナミックなワークショップです。音楽やダンスなどのアーティストを迎え、簡単な日本語と英語でご案内し、工作を楽しみながら身体表現・パフォーマンスを体験する場をつくりました。京都に暮らす家族の皆さん、海の向こうからの家族の皆さん、約25組の皆さんが参加してくださいました。ありがとうございました!
主催　ユリイカ百貨店製作協力　オトナリラボ京都府文化力チャレンジ補助事業

ご挨拶

こんにちは!京都で舞台作品を製作している【ユリイカ百貨店】です。

2016年から「机の上からはみ出す創造」をテーマに、Family Work Shop DRESS!を各地(京都/滋賀/大阪/兵庫/東京/徳島/バンコク)で開催してきました。今回は京都の堀川御池ギャラリーでの開催でした。
Troyさんの協力を得て、日本語/英語の両方で案内を行い、ダンスアーティストのALANさんのユーモアと愛でいっぱいのレクチャー、ウミネコ楽団さんの伸びやかな音楽、森本久美さんのユニークなあり方。いろんな大人のあり方を皆さんとご一緒できたなと感じています。表現は国籍を超えて、いろんな人たちを結んでいきます。誰かをジャッジしないまま、生まれてくる豊かな場に可能性を感じずにはいられませんでした。参加してくださった皆様、講師の皆様、ありがとうございました。

また、今回のワークショップで使用したプチプチは、プチプチを製造されている川上産業株式会社さんがリサイクルしてくださり、新たなプチプチに生まれ変わります。みんなの遊び心やクリエイションするエネルギーのかけらが混じってくれたら、世界はもっとよくなるかも。

「WRAP!」はクリエイションの基本的な過程を追うワークショップです。
そして世界の分断が深まる今、共に作ること、共にお昼寝すること、見方を変えること、アーティストの持つエネルギーに触れること……ユリイカ百貨店が考える、大切なことが詰まっています。これからも、お子さんだけでなく、大人の方も、一緒に楽しむことができれば幸せです。

by ユリイカ百貨店たみお

手を動かせば、心も動くよ

開催記録

2024年8月24日

13:00- 「Family Work shop WRAP!」
堀川御池ギャラリー　参加費1000円
講師/ Alan Sinandja 、Troy、ウミネコ楽団、渡辺もも、たみお

2024年9月28日

13:00- 「Family Work shop WRAP!」
堀川御池ギャラリー　参加費1000円
講師/ Troy、森本久美、渡辺もも、たみお

MEMBER
アーティストのみなさんをご紹介します

8/24ゲストアーティスト

Alain SINANDJA

（アラン・シナンジャ）さん

ダンサー・振付師。神戸市新長田区在住。トーゴ出身。神戸ダンスボックス主催国内ダンス留学で学ぶため２０１７年、初めて日本に来日。卒業後も日本に残り神戸を拠点に、西アフリカの伝統舞踊とコンテンポラリーダンスを越境しながら独自の作品を制作している。２０１８に自身で立ち上げたダンスフェスティバル「AFRICAN CONTEMPORARY NIGHT 」はのちのHappy African Festival（HAF）へと発展し、多くの観客を動員した。2019年に、振付家下村唯との共同制作を行い、同作品は、横浜ダンスコレクションにて振付賞を受賞。同年、山崎広太によるプロジェクト「Darkness Part 3 」に参加、ニューヨーク公演に出演した。現在もダンスボックスの様々な企画に参加し、アフリカンダンスクラスを教えるなど、新長田のコミュニティに深く根ざした活動を継続している。

ALAN SINANDJA instagram

8/24ゲストアーティスト
ウミネコ楽団さん

クロマチックアコーディオンの五月エコとコントラバスの新井洋平による世界最小楽団。 2011 年の結成後、フランス、スウェーデン、アイルランドをはじめ、クレズマーやロマなどの伝統曲や、ウミネコオリジナル曲を演奏。映像的でいつまでも耳に残る「普遍的」な作品づくりをコンセプトとし、多ジャンルのアーティストとの共演にも積極的に挑戦。まちなかイベントからコンサートホール、劇場まで。様々な場所やアーティストとのコラボレーションに奮闘中。

ウミネコ楽団web site

8/29ゲストアーティスト
森本久美さん

京都府出身。役者。2000年代より活動をはじめる。ユリイカ百貨店をはじめ関西劇団の作品に多数出演。二児の母ということもあり出産後は、演劇や工作など、子どもも大人も楽しめるようなワークショップの講師やイベントの企画も手がける。昨年まで三年間、鳥取県と鹿児島県にて移住生活をしていたので、今後都市部と田舎をつなぎ、移住につながるための活動を計画中。また、司書の経験を活かし、読み聞かせやブックトークを通じ子どもたちに読書の楽しさを普及する活動を行なっている。

渡辺ももさん

役者。奈良県出身。1999年生まれ。2020年京都造形芸術大学(現京都芸術大学)舞台芸術学科演技・演出コース卒業。主な出演作品、2023年【演劇】ユリイカ百貨店『すべからくSUN SET』、【朗読】「紛争地域から生まれた演劇シリーズ」15年記念全国版/地域連携プロジェクト　『Bad Roadsー悪路ー』八尾編。表現者としての目標は、作品を楽しみながら体現すること・作品を通して世界を知ること。好きな事は知る、考える、食べる、遊ぶ。

アテンドしてくださいました!
TROY さん

奈良でフィリペック英会話教室を開催されています。
1996年から教室を持たれているその経験から、親子さんへのコミニケーションに長けていらっしゃいます。今回もたくさんの子供達の名前を覚え、ワークショップでの穏やかな空気感を作り出してくださいました。ありがとうございます!

フィリペック英会話教室instagram

アテンドします!
たみお

ユリイカ百貨店代表。演出家、脚本家、アートディレクター。

言葉、音楽、美術、人、時間。それらと出逢うときの情動を鮮明に捉え、偶然を必然にかえるストーリーを演出しています。つねに小宇宙のような時空を広げる作品づくりを目指し、作品に触れた人々の心が輝き喜ぶことを大切にしています。ファッションショーの演出、音楽コンサートの演出、京都市動物園での動物園作品上演(2017)、栗東芸術文化会館さきら創造ミュージカル2020.2022演出、ラジオドラマKissFM[Story for two]レギュラー作家を5年間担当。「はるこの祇園祭」執筆。各企画への脚本提供、ファミリーワークショップのナビゲーターも多数務める。

ユリイカ百貨店